『ゆっくりおやすみ、樹の下で』31−40話目の感想

『ゆっくりおやすみ、樹の下で』31−40話目の感想

7月1日から『ゆっくりおやすみ、樹の下で』を1日1話ずつ読んでいる。

すべて読み終わったら感想を書く予定だけど、それまでの小さな感想もどこかに残しておきたいなと思った。

今回は7月31日〜8月9日、31話〜40話目までの感想。私の記録もセットで残したいなぁと思って、個人的な日記も残してる。余計な情報追加しちゃってごめんね。

ネタバレしているので、未読の人は読まないでほしい。何も知らずに触れたほうが、きっとピカピカして素敵だよ。

ミレイちゃんの館生活がはじまって、私もいろんなことに挑戦した10日間。止まっているようで、世の中は動いているんだね。

『ゆっくりおやすみ、樹の下で』感想一覧


【01~10話】 【11~20話目】 【21~30話目】 【31~40話目】 【41~50話目】
【51~60話目】 【61~70話目】 【71~80話目】

7/31 31「館」が見る「夢」

内容

「館」が見る「夢」の話……タイトルと同じになっちゃった。でも、そういう話。

感想

ラジオで源一郎さんが朗読していたところだね!そう、モノは”想い”みたいなものがあるよね。古い木とか、建物とか、本とか。それに触れると心の底のほうがサワサワサワ〜ってするの。

私の通っていた大学は古い建物が多くて、壁とか手すりに触れるのが好きだった。

一言日記

やるべきことをしっかりこなせた日。ギリギリ生きていると、こういう日は貴重。

8/1 32 二枚目の絵

内容

ミレイちゃんを子ども扱いしないバーバの話。

感想

子どもの頃、子ども扱いされると嫌だった。ちょっと抵抗したくなったりして。自分を尊重してくれる大人に出会えたミレイちゃんは幸せ者だなぁ。

一言日記

『夏への扉』がものすごく面白かった日。本のおかげでその日はHappy。本はいいよね。本は。

8/2 33 もうひとりの……

内容

もうひとりのミレイちゃんとの出会いの話。

感想

「なにかを見るときは、そうやって真っすぐ、真剣に見るんだ。そうすると、向こうも、真剣に、大切なことを見せてくれるはずだ」

バーバのこの言葉が好き。世界を真剣に見つめていきたい。

一言日記

トンコハウス堤さんのセミナーに行った日。好きな人達とも会えたし、いい話もたくさん聞けてHappyだった日。あ、Happyが続いた。いい感じだね。

8/3 34 大バーバ

内容

もうひとりのわたし、大バーバの絵の話。

感想

イラストがものすごくかわいい。こんなシンプルなのに、ずっとじっと眺めちゃう。かわいい大バーバに似ているミレイちゃんも、それは可愛い女の子なんだろうな。

一言日記

注文していた短歌が届いた日。31文字で幸せな気持ちになる。文芸ってすばらしい文化だと思った。

8/4 35 最初の娘、最後の娘

内容

写真だけでは人は描けない、という話。

感想

絵が好きな人間として、バーバの話が響いた。内側なんだよね。描くのは。朝ごはんを食べたいな。

一言日記

蝉の羽を拾った日。美しかったから玄関に飾った。この羽根はどんな声を奏でたんだろう。

8/5 36 リングの「目」

内容

目の見えないリングは、世界を『見ている』って話。

感想

リングとお散歩。知識だけで想像するのと、実際は結構違ったりするよね。犬にとっての目が見えないって、どんな感覚なんだろう。

一言日記

ディズニーシーに行った。気軽に手を振ったり、子どものようにはしゃいだり。不思議な空間。人を幸せにする方法は、直接的な働きかけだけではないんだな。

8/6 37 もう一枚の地図

内容

犬たちが持っているかもしれない、もう一枚の地図の話。

感想

動物だけじゃなくて、子どもの頃はみんなそれぞれ素敵な地図を持っていた気がする。私の地図に描かれた公園やお店はもうすっかり消えてしまった。でも、私の頭の中にはあるから、いまでも『見る』事ができる。リングもこんな風に見ているのかな。

一言日記

昨日の疲れが抜けなかった日。ボーッとしながら一日を過ごした。でも、穏やかな日がおくれた。幸せな一日だったと思う。

8/7 38 犬たちの丘

内容

わんわんわんわん「こんばんは」な話。

感想

広い空を見られる場所が、近くにあるって羨ましいなぁ。東京の空は狭すぎて、夕日もなかなか見れやしない。あと、犬は好きだけど苦手です。

一言日記

ためていた色々を処理した日。でもあんまり進まなかったなぁ。キビキビ動けるようになりたい。

8/8 39 「なにもしない」をする

内容

ただ、そこにいて、感じるだけの時間。「なにもしない」をする話。

感想

この日のお話とは正反対の一日を過ごした。私はいつも「なにもしない」をしているようなものだから。

一言日記

働いて家事をして。望んでいた日常を送れた日。平和な1日は尊いのだ。

8/9 40 犬たちの「名前」

内容

丘の上に集まった犬たちの「名前」とその生きてきた道。

感想

挿絵がかわいい。とびっきり。でも、最後の一行を読んだら涙が出た。人間にも、犬にも、他の生き物にも、「そういう事情」のある世界があるんだ。

一言日記

絵をたくさん描いた一日。とても嫌な連絡があったけれど、なんとか持ち直した。すこし強くなれたのかな。

まとめ

夏がやってきて、ゆっくり過ごしはじめた8月。いろんなものが帰ってくる8月。次の10日は静かな時間になるのかな。