『ゆっくりおやすみ、樹の下で』61−70話目の感想

7月1日から『ゆっくりおやすみ、樹の下で』を1日1話ずつ読んでいる。

すべて読み終わったら感想を書く予定だけど、それまでの小さな感想もどこかに残しておきたいなと思った。

今回は8月30日〜9月08日、61話〜70話目までの感想。私の記録もセットで残したいなぁと思って、個人的な日記も残してる。余計な情報追加しちゃってごめんね。

ネタバレしているので、未読の人は読まないでほしい。何も知らずに触れたほうが、きっとピカピカして素敵だよ。

館の秘密が少しずつわかってきた10日間。実生活はバタバタしていてあまり記憶にない。ゆったりとした夏休み、過ごしたいなぁ……。

『ゆっくりおやすみ、樹の下で』感想一覧


【01~10話】 【11~20話目】 【21~30話目】 【31~40話目】 【41~50話目】
【51~60話目】 【61~70話目】 【71~80話目】

8/30 61 不思議な気持ち

内容

私に向けて書かれたかもしれない言葉の話。

感想

いい話だなぁ。すごくいい話。本を好きな人が、もっともっと本を好きになる話。そこにいる、見つめていてくれる。私、忘れんぼうだから自信ないけど、でも今までの中で一番この話が好き。

一言日記

久しぶりに家族に会えた日。美味しいご飯を食べて、笑って幸せだった日。

8/31 62 二階堂の家

内容

あの家に逢いにいった話。

感想

逢いにいったんだね。逢いにいかないと思ってた。読者の想像におまかせしますって感じで。夢のような不思議な時間にサヨナラを言う。千と千尋の神隠し的な、寂しさがあった。

一言日記

さようなら、夏休み。夏休みなんて、もう忘れかけているけど。本を読んで、その記憶のカケラに触れる。読書っていいよねぇ。

9/01 63 「赤の部屋」へ

内容

海の上でねころんだ漁師さんのお話。

感想

そうだねぇ。漁師さんはひとりで何を考えていたんだろうね。誰とどんな話をしていたのだろう。海にも船にもきっと記憶があって、その一部は誰かの言葉になって残っていくのかもしれないね。

一言日記

今日は、そう、病院の日だった。今日は、ね、うまくいったんだ。いろんな事がうまくいって、恐ろしいくらいに。

9/02 64 その前夜

内容

電話をかけて、ひさしぶりにお父さんとお母さんの声を聞いた話。

感想

いよいよ「赤い部屋」に入る時が迫ってきた。その前の小休止。ちょっとホッとする時間。家族、いいなぁ。家族。

一言日記

頑張って一日動き回った日。天気のせいで体調は悪かった。でも目的の大部分は果たせた。買い物って体力も気力も使う。ネット通販の偉大さを知った。

9/03 65 もう一匹の……

内容

はじめまして「赤い部屋」ともう一匹のビーちゃんな話。

感想

この本を読んでから、さるすべりをよく見かけるようになった。実際には町中にあふれるさるすべりに気がつくようになった。知る事は、物が見えるようになるということ。見えていたけれど、匂いなんて知らなかった。こんど近くで思い切り息を吸い込んでみよう。どんな香りがするだろうか。

一言日記

台風のせいでここ数日体調が悪い。なんとか生きている。本も読んでる。これで充分。

9/04 66 ベルリン、1920

内容

2匹のビーちゃんのはじまりの話。

感想

「一匹ずつ?」ミレイちゃんと同じ感想を呟いてしまった。どっちがどっちのビーちゃんなのかな。

一言日記

言葉が浮かばない日。朝からお役所的な手続きばかりでくたびれた。良い結果になるといいけど。

9/05 67 最後の日

内容

もう一匹のビーちゃんの話。

感想

受け継ぐものがあるって、いい家だな。羨ましい。それだけで素敵な家だってことがわかる。私のぬいぐるみ、どこへ行っちゃったんだろう。

一言日記

朝からずっと働いた。今日も一日頑張った。早く来週になるといいな。

9/06 68 ほんとうの冒険

内容

大バーバの話。

感想

家族の話はなんだか苦手だ。いい話なのに。お話をそのまま受け入れられる時がくるんだろうか。さて、ついに。ほんとうの冒険がはじまるの?

一言日記

あぁ、明日から大切な社内行事だ。憂鬱だ。良い結果に終わることを願います。

9/07 69 魔法の夜に

内容

いつかと同じ夢を見て、そして再び「あの場所に」という話。

感想

ちょこちょこ引用がある。それを見る度に、あ、読んでみたいなって思わせる。引用で、子どもたちの興味を広げていくの上手だよね。

一言日記

朝から晩まで仕事をした。大きなトラブルがあって、その対応に追われていた。

9/08 70 「赤の部屋」の住人

内容

「赤の部屋」に入ったら、とてもおしゃべりな女の子がいた話。

感想

赤の部屋にいた女の子。源一郎さんはこの子のことが、とても好きなんだろうなぁって思った。こうして勢いよくしゃべっているのを、ニコニコしながら聴いていたんだろうなぁって。

一言日記

引き続き仕事。家に帰って泥のように眠った。

まとめ

この10日は忙しくて風が吹くように過ぎていった。あと20日。最後まで読み終わったら、また最初から一気に読もう。

このお話は、愛おしいと感じる登場人物が多い。みんな普通の人なのに。それぞれ少しだけでてくる。でも町中で見かけたらすぐに分かるような気がする。そういう人たち。

ページを開けばまたすぐにみんなに逢える。それが本の良いところ。

次の10日はどんな10日。夏が終わる。寂しいなぁ。けど、いなくなるから愛おしいんだよね。

さて、明日は何を書こうかな。