7月1日から『ゆっくりおやすみ、樹の下で』を1日1話ずつ読んでいる。
すべて読み終わったら感想を書く予定だけど、それまでの小さな感想もどこかに残しておきたいなと思った。
今回は7月1日〜10日、1話〜10話目までの感想。
ネタバレしているので、未読の人は読まないでほしい。何も知らずに触れたほうが、きっとピカピカして素敵だよ。
前日譚
源一郎さんがパーソナリティを務めているNHKのラジオ番組「すっぴん!」で紹介されていたのが購入のキッカケ。
一気に読むか、1日1話ずつ読むか悩んだけれど、あと数日で7/1だったし、せっかくだから連載時と同じ条件(7/1スタートで1日1話ずつ)で読むことにした。
7/7からは私の記録もセットで残したいなぁと思って、個人的な日記も残してる。余計な情報追加しちゃってごめんね。
『ゆっくりおやすみ、樹の下で』感想一覧
【01~10話】 【11~20話目】 【21~30話目】 【31~40話目】 【41~50話目】
【51~60話目】 【61~70話目】 【71~80話目】
7/1 こんにちは
内容
語り手が「おはなしをはじめるよ〜」って教えてくれるお話
感想
ラジオで源一郎さんが語り手の設定には「命をかけた」っていってたね。誰だろう?おじいちゃん?猫?未来の私?楽しみだ。
7/2 ミレイちゃん
内容
主人公「ミレイちゃん」を紹介するお話。
感想
ミレイちゃんがどんな子か?ということより、おとうさんがどれだけミレイちゃんのことを愛しているか、ってことが語られてる。
これを書いた人は、ほんと親バカだなぁ。
7/3 ビーちゃん
内容
ぬいぐるみの「ビーちゃん」を紹介するお話。
感想
私にも「ビーちゃん」みたいな、大切なクマちゃんがいた。毎日抱いて眠ってた。ひとり祖母の家に預けられた時にも一緒に連れていった。その子のことを思い出した。
7/4 な・ん・て、素晴らしいんだ!
内容
おとうさんの「口ぐせ」を紹介する話。
感想
この公園って『「悪」と戦う』にも出てきた公園かな。近所にはそんな公園がなかったから、ちょっとうらやましい。
セミさんはこの先も登場しそうだね。
7/5 大、大、大好き!
内容
おかあさんの「口ぐせ」を紹介する話。
感想
うらやましすぎて涙が出てくるし、このお話は読むたびに胸が苦しい。
7/6 完璧に幸せな家なんてどこにもない
内容
ミレイちゃん一家を「うらやましい」と思った人たちに向けて、励ますようなお話。
感想
笑った。「な・ん・て、素晴らしいんだ!」と「大、大、大好き!」を読んで、「ミレイちゃんは、うらやましいなぁ」って寂しくなっていたから。
「大、大、大好き!」から、一日。自分が抱えた「いいなぁ」と「家族」について、考えていたから。
子どもの頃の思い出はブラックボックスに入ってる。いつか開けられる日がくるのだろうか。
「大人として昔を懐かしむ」ために、読みはじめたはずなのに、この本を読む時、私は「こども」になってるらしかった。
7/7 お話がなかなか進まないのは
内容
子どもは楽しいことばかりだと思ってる?そんなことないよ!という話。
感想
良い児童文学って、どしてこんなにキラキラしてるんだろう。まだ読み終わってないけど、この本はキラキラしてる。だからきっと良い本だ。
この本を読むとおばあちゃんの家を思い出すんだ。雨上がりのくもの巣とか、やけた畳とか。今はないおばあちゃんの家。
一言日記
友達が自家製梅シロップをくれた。炭酸水で割ったら夏休みの味がした。子どもの頃、梅シロップなんて飲んだことないのに。友達が夏休みを想いながらつくったから、そんな味がしたのかな。もったいなくて飲めないよ。
7/8 大きな、赤い花が咲く樹の下で
内容
ミレイちゃんがみた夢の話。
感想
やっと物語が動き出した。字数制限のある新聞連載で、毎回独立した物語にするって大変だよねぇ。
なんかこの本て、小粒のキャンディーが入った透明なビンみたい。伝わるかなぁ。
一言日記
今日は七夕まつり。甥っ子が遊びに来たので、2年分のお年玉を渡した。厚さの違う2つのポチ袋を眺めて、彼の成長を喜んだ。いつまで遊びに来てくれるかな。
7/9 もうちょっと
内容
ミレイちゃんのめざめのひとときのお話
感想
「眠っている間に窓を開けておいてくれる」って、ラジオで朗読した部分にもあったよね。このお話だと「おかあさん」で、そっちで開けていてくれたのは「おばあちゃん」だったはず。
おかあさんのこの行動は、きっとおばあちゃんゆずりなんだろうねぇ。いいなぁ。ミレイちゃんも受け継いでいくのかな。
私の譲り受けたものってなんだろう。
9話目ってことは、もう10分の1!嫌だなぁ。ずっと続けばいいのに。って切なくなるには、まだ早いかな。
一言日記
連続で人と会ったのでクタクタな日。
7/10 毎日が夏休み(だったらいいのに)
内容
夏休みって尊い……ってお話。
感想
大学を卒業した時、一番悲しかったのは「学生」じゃなくなってしまうこと。「あぁ、学割も夏休みもなくなっちゃうんだー」と涙した。
私にとって 夏休み=自由 だった。あれから10年あまり。すっかり夏休みのない生活に慣れてしまったなぁ。
一言日記
もらったお釣りを毎回落としてしまう、そんな日だった。
まとめ
やっと夏休みがはじまった。はやく行きたいな「さるすべりの館」
さて、明日は何を書こうかな。