先日、オートチャージ機能を設定したSuicaを紛失してしました。改札内で紛失に気づいてから、再発行するまでの記録。
私がやったこと
まずは結論から。
紛失に気がついてすぐ、駅の窓口(東京メトロ)でSuicaの機能を一旦停止、【紛失再発行整理表】を発行してもらった。(要身分証明書)
翌日、JRみどりの窓口に整理表(+身分証明書)を持参し、その場でSuicaを再発行してもらった。チャージしていたお金、オートチャージ機能はそのまま新しいSuicaに引き継がれた。
JRでは紛失した際のフローをわかりやすく解説しています。今、トラブルの真っ只中にいる方はこの記事ではなく、公式サイトを読むことをオススメします。
JR東日本 | Suica定期券・My Suica(記名式)をなくした場合の再発行
https://www.jreast.co.jp/suica/procedure/reissue.html
まず決めること
オートチャージSuicaを紛失してしまった場合、選べるルートは大きく分けて2通り。
その1:落としてしまったSuicaを探す
その2:諦めて新しいSuicaに移行する
私は「探している間にオートチャージ機能を使われたら嫌」と考え、その2を選びました。この記事はその2を選んだ場合の対処法について書かれています。
その1に関しては他の方の記事を参照いただくか、紛失現場を管轄する機関(店舗・駅・警察など)に相談してください。
オートチャージ機能を設定したSuicaを紛失・失くした時の対処法
では実際に私がとった対処法を細かくみていきましょう。
前提
・ビューカードとSuicaを連携させて、普通(記名式)のSuicaにオートチャージ機能をつけていた
・そのSuicaを落としてしまった
・ビューカードそのものは紛失していない
・東京メトロの改札内で落としてしまった
紛失に気がつく
東京メトロの改札から出ようとしたところ、Suicaを紛失したことに気がつきました。まず頭に浮かんだのは「オートチャージ機能の不正利用」
どこに連絡したらいいのかわからないけれど、とりあえずビューカードの紛失ダイヤルに電話をすることにしました。
電話に出てくれた方によると
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今かけている窓口は「クレジットカードそのものの紛失窓口」なので、こちらではクレジットカードとの連携(オートチャージ機能)を切る事はできない。
また、クレジットカードそのものを利用停止しても、それがSuicaに反映されるまで数日かかる。
JR及び(Suicaが使える)私鉄でもSuicaの利用停止手続きが可能なので、「Suicaの機能を停止する」のが良いのでは。
また、機能を停止した後、ちゃんと再発行をすれば、オートチャージ機能もそのまま引き継がれる。ビューカード的には特に何もする必要はない。
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とのことでした。「オートチャージ機能もそのまま引き継がれる」というのにはビックリ。Suicaのシステム優秀すぎる……。
担当外なのに、くわしく教えてくれたビューカード窓口の方、ありがとうございました。
駅の窓口でSuicaの機能を停止する
というわけで、早速Suicaの機能を停止することに。
駅の窓口で駅員さんに「オートチャージ機能のついたSuicaを落としてしまったので、利用停止をしたい」旨を伝えたところ、必要書類への記入、身分証明書の提示であっさりとSuicaの機能を停止することができました。
駅員さん曰く
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今回行った処理はあくまで「利用の停止」。様々なものを引き継いだ「再発行」を行う場合は、翌日以降14日以内に【紛失再発行整理表】を持ってJRの窓口へ行く必要がある。
その際
・紛失再発行整理表
・お金(手数料510円+デポジット500円)
・公的な身分証明書
を忘れずに。
停止処理時点のチャージ分は新しいSuicaに引き継がれるが、紛失から、停止処理までに不正利用されてしまった分は保証されない。
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とのことでした。
こちらが【紛失再発行整理表】(一部修正してあります)
当日再発行はできないので、電車賃の精算をして、その日は家に帰りました。
翌日、Suicaの再発行をしてもらう
翌日、言われたとおりに
・紛失再発行整理表
・お金(手数料510円+デポジット500円)
・公的な身分証明書
を持って、みどりの窓口へ。
簡単な書類への記入後、すぐに新しいSuicaを発行してもらいました。
紛失して思ったこと
クレジットカードと分けておいてよかった
私はSuica一体型のクレジットカードを持っています。ですが、紛失時のリスクを分散させるため、わざわざ普通のSuicaにオートチャージ機能をつけて利用していました。
そのおかげでSuicaの紛失に気がついてから新しいSuicaを手に入れるまで、24時間かかりませんでした。もし一体型のクレジットカードを失くしていたら、未だ処理手続きに追われていたことでしょう。
物をなくしやすい人やADHDの人は、一体型のクレジットカードではなく、オートチャージ機能をつけたSuicaの利用をオススメしたいです。
個人で利用するときは記名式!
Suicaを個人で利用する際には、記名式がオススメです。記名式では、今回のように紛失→再発行を行った場合、チャージ金額を保証してもらうことができます。
氏名・生年月日・性別を登録するだけなので発行の手間もさほど変わりません。また、今使っている無記名Suicaもみどりの窓口・多機能券売機などで簡単に記名式に変更できます。記名式Suica、ぜひ検討してみてください。
※記名式Suicaは本人しか使えません。複数人で共用する場合は無記名Suicaを使いましょう。
よく使うSuicaは番号を控えておく
記名式Suicaを複数持っていた場合、または誤った情報を登録していた場合、トラブル発生時に処理すべきSuicaが特定できないことがあります。
いつのまにか増えているSuica、ADHDあるあるですよね。
そんな場合でも裏面右下にあるカード番号で処理すべきSuicaを特定することができます。番号を控えたり、裏面の写真を撮影しておくと安心です。Suicaって本当によくできたシステムですよねぇ……。
みなさま、ありがとうございました
Suicaの紛失に気がついた時は絶望的な気分になりましたが、様々な方のおかげで、かなり簡単に再発行処理をすることができました。東京メトロ・ビューカード・JRのみなさま、本当にありがとうございました。
以上、オートチャージ機能を設定したSuicaを紛失・失くした時の対処法でした。さて、明日は何を書こうかな。