サングラスはいいぞぉ。という話。【視覚過敏】

視覚過敏でなくてもサングラスはいいぞぉ

最近サングラスを買った。

サングラスのおかげで、昼の散歩が楽しくなった。QOLが向上した。そう、これはサングラスはいいぞぉ。というお話。

好きな食べ物がバラバラなように、同じ診断を受けていても、得意なこと・困っていることは人それぞれ。このブログに書かれていることは、発達障害者みんなが感じていることではない。私が思い、考えていること。たった一つの事例。

私と同じことで困っている人に、私のような人を理解したいと思う人に、届いたら嬉しいと私は思う。

結論:サングラスはいいぞぉ

私の自分語りは読みたい人だけ読めばいい。この記事で一番伝えたいことは、とりあえずサングラスを使ってみてほしいということ。世界は美しいよ、ということ。

私はいわゆる「視覚過敏」ではない。「人より少し、眩しいのが苦手」という程度だ。

そんなレベルの人間でさえ「サングラス買ってよかった!もっと早く買えばよかった!」と心の底から思ったし、晴れた日の外出には手放せなくなった。

これは感覚云々ではなく、万人に便利なツールのはず。みんなも気軽に軽率にサングラスを使ってみたらいいのにな、自然にかけられる文化ができればいいのにな、と思っている。

言いたいことはコレで終わり。

サングラス Before After

裸眼とサングラスの再現図。

どちらも晴天。1枚めは日向で、2枚めは日陰で。(補正が雑なのは許してほしい)

自分の感覚は普通だと思っていたけれど、再現してみると若干露出オーバーな感じがする。サングラスをかけると視界がクリアになって、いろんなものがよく見える。晴れた日の外出がとにかく楽しい。

私が買ったサングラス

視覚過敏でなくてもサングラスはいいぞぉ
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「実際に使いたいシチュエーション」で試してみたかったので、天気のいい日にお店に行って、店員さんに頼んでサンプルを外でかけさせてもらった。(店舗によって対応が異なることが予想される。対応の可不可を確認してからいくと良い)

トレッキング・ドライブ・ゴルフなんかと迷った末、「色相の変化が少ない」「眩しくない」と感じたランニング(デイ)を選んだ。

車の運転には使えない。外から見ると暗いけれど、かけてみると、さほど暗さは感じない。サングラスをかけたまま「サングラスどこしまったっけ?」と、探してしまうくらいには自然に感じた。

さて、自分語り。

私の場合、「聴覚刺激には弱いな」と昔から感じてはいたので、自分の感覚の敏感さを知ってからは、さっさと耳栓を使っていた。結果QOLは向上し、日常生活でできることが増えていった。

人間、自覚している困りごとに関しては、さっさと対応するものだ。

「視覚」については、「人より少しだけ “まぶしがり” かも。でも日常生活に支障はないから、まぁいいや」と完全に放置していた。上で挙げた例を見てわかるように、眩しくて全然見えない!目が開けられないほど痛い!わけではなかったからだ。

スマホ・PCを人に貸すと「画面暗っ!」と言われてしまうけれど、白い建物や地面を見ると目に痛みを感じたりするけれど、晴天の日は眉間にシワが寄ってしまったりするけれど、みんなそんなもんだと思っていた。ちょっと不便、くらいで済んでいると思っていた。実際、私レベルの人はゴロゴロいると思う。

いや、待てよ……。

が、私は思い出した。「そういえば、毎年5月ごろから “よく晴れた日” に体調を崩すな……」と言うことを。

天気のいい日に外出すると、20分程度の短時間であっても「偏頭痛・吐き気・下痢」に悩まされてしまうことがあった。他の体調不良と合わさると、文字通り1日寝込んでしまったりした。

熱中症か日光アレルギー的なモノだろうと考え、なるべく日傘をさすようにしていたが、日傘を使用してもダメな日はダメだった。

……もしかして「目からの刺激」が負担になっているのでは?そうでなくても、目から入る光量を減らしたほうが良いのでは?感覚過敏でも熱中症でもなんでもいいけど、とりあえず晴れた日にもお散歩したいのだが?

ついに私は「自分が困っていること」に気がついた。自分の現状を正しく認識する。それは生活改善への第一歩だ。

というわけで、サングラスを購入した。今の所、晴れた日に外出しても寝込んだりはしていない。大大大満足である。

サングラスをかけたくなかった昔の私

サングラスをかける前は、「見た目がなぁ」とか「絵を描くし、色が変わるのはちょっと……」なんて思っていた。

見た目に関しては、実際に使ってみて「他人は私のことなんてちっとも気にしていない」ということがわかったし、通りすがりの人たちの為に、自分の健康を犠牲にするのはもったいないと感じた。

色が変わってしまう問題は、まぁ、実際変わってしまうのだけれど、そもそもサングラス無しの状態だと、眩しくてまともにモノを見られてなかったのだから、色がどうこう、というレベルでは無かった。多少色が変わっても、モノや光を観察できたほうが、よほど絵の参考になった。

とりあえず使ってみたら良いのでは

私的にはタイムリーなものだから、ついつい発達障害的な話題に絡めしまうけれど、実際はそういう次元の話ではない。外出して「眩しいな」と感じたことがあるならば、サングラスを購入する十分な理由になるはずだ。

サングラスは万人にオススメできるツールである。けれど、

晴れた日はなんだか調子が悪いなぁ……、偏頭痛がひどいなぁ……、そんな人。

画面の眩しさをいつも下の方に設定していたり、ホワイトポイントを下げていたりする人。

そんな人達は、真剣にサングラスを検討してほしい。

 

木の根元に腰かけて、木漏れ日を浴びながら、葉っぱの天井を見上げる。あの美しい光景を、あなたにも体験してほしい。世界は本当に美しいのだ。

 

サングラスはいいぞぉ。

さて、明日は何を書こうかな。