もう半年くらい前のことだけれど、パーソナルカラー診断に行った。その時のことを記録に残そうと思う。
この記事はこんな人にオススメ
- パーソナルカラー診断に興味がある人
- 似合う色を知りたい人
- 服選びが苦手な人
- 自分をもっと知りたい人
パーソナルカラー診断とは
肌の色・髪の色・瞳の色で、その人に似合うトーンの色を見つけるサービス。公的な資格で運営されているわけではないので、その内容は多種多様、お値段も質もピンキリ。
私が行ったところは、服の色に加え、アクセサリーや化粧品の色も教えてもらえた。お土産にカラースウォッチ帳ももらえて、13000円。めちゃめちゃいい場所だった。
(大人の事情で紹介できない。ごめんね)
流れ
※上で述べたように、パーソナルカラー診断は場所によって内容がかなり違うので、参考程度に留めて欲しい。
ヒアリング
実際に色を見ていく前に、簡単なヒアリングタイムがあった。
名前・年齢・家族構成
なぜパーソナルカラー診断に興味を持ったのか?
こんな風になりたい!と思うあこがれの人は?
自分の顔で気になっていることは?
などなど。
ちなみに私は「服選びの参考にしたいと思ったから」「石原さとみさん」「いつも顔色が悪い」と答えた。
パーソナルカラーとは?という解説
パーソナルカラーについて簡単な説明があった。春夏秋冬があるよ、春秋がイエローベースでゴールドが合って、夏冬がブルーベースでシルバーが似合うよとか、あの芸能人はこの季節だよとか。
春 明るい・鮮やか
夏 爽やか・エレガント
秋 落ち着きがある・自然の色
冬 原色・クール
診断
まずは対極の色となる季節(春と冬)(秋と夏)を比べ、次に勝ち残った季節同士を比較、最終的に一番似合う季節を決める。
それぞれの季節の対応する色を交互に並べ、一枚ずつめくっていき、どちらが似合うか?を見比べて、季節を選んでいく。
スプリングVSウィンター
スプリングの圧勝。
2色目くらいで「あ、私ウィンターじゃないな……」と判断できるくらいハッキリとわかった。
診断をはじめる前は「カッコイイからウィンターだったらいいなぁ」と思ったりもしていたけれど、そんな望みはあっさりと打ち砕かれた。
もう、目にした瞬間違いがわかる。スプリングを当てると若々しく見えるのに、ウインターを当てると、目の下にクマができ、病人みたいな顔色になる。私がいつも不健康そうに見えるのは、どうやら服の色が原因だったらしい。
実際に受ける前は「えー?明度の違いじゃないの?」と考えていたけれど、一緒に行った友人はスプリングだと肌が黄ばみ、ウィンターだと顔が映えて一気に美人になったので、色そのものの明るさよりも「トータルの色味」ってのが重要なのだと思う。相互作用というやつだ。
サマーVSオータム
続いてサマーVSオータム。こちらはオータムが選ばれた。
春冬ほどハッキリとした違いは無かったが、色を見ていくにつれ「あ、私サマー駄目だ」と、判断ができた。
スプリングVSオータム
勝ち残った季節同士の対決。優勝はスプリングだった。
決勝戦だけあって判断が難しく、今までのように「こっちの季節かな?」というのは自分ではわからなかった。
でも、先生や同席していた友人2人は、さほど迷わずに「スプリングだね」と判断していた。自分を客観的に見るというのは難しいものである。
スプリングの中でも特に似合う色を探す
似合う季節が決まったら、今度はその中でも「特に似合う色」を探す。
私の場合、
ものすごく似合う色
ウォームパステルピンク
ライトクリアゴールド
ほか
すごく似合う色
キャメル
コーラルピンク
ほか
が選ばれた。
パステルピンクに、コーラルピンク。なんだか照れくさい。
似合うメイク・アクセサリー・髪型を教わる
色選びの後は、スプリング用のメイクやアクセサリーの選び方レッスン。実際にコーディネートをしながら教えてもらえるので、いちいち納得することができた。
私の場合「黄色みが入った暖色系」「ゴールド」「丸みのある・ふんわりとした感じ」が良いそうだ。
おみやげ
おみやげに「私専用のカラースウォッチ」を貰った。かなり衝撃だった。何時間も対応してもらって、多くの知識を授けてもらって、さらにスウォッチまでもらえるなんて!
ピンとこない人向けに補足すると、こういう「色」を見るための布はメチャクチャ高い。一定の品質を保つのには技術が必要で、だから本当に高い。有名所のPANTONEでいうと、10*20cmの布で1780円(税抜)もする。
私が貰ったこのスウォッチがPANTONEのものかわからないけど、先生のあのプロフェッショナルっぷりからみて、たぶんPANTONEのものだと思う。
自分の魅力を引き出してくれる大切な1冊。すぐに手に取れる場所に保管して、事あるごとに開いている。手間を惜しまずクライアントに必要なものを提供してくれた先生には、感謝してもしたりない。
感想
思い描いていた自分とのギャップ
「あなたは妖精タイプね」
齢三十を超え、初対面の人に突然こんなことを言われて、一体どうすればいいのか。スプリングの服なんて、一着も持っていないのに……。
けれど、鏡に写った自分はいつもより元気で、血色が良くて、魅力的で。ひねくれものの私でも、納得せざるを得なかった。
私とは対象的に「ほんわか可愛い系」だと思っていた友人がバリバリのウインターで、ウィンターの布・メイク・アクセサリーをつけたら、「もうウインター意外考えられない……」という美人になっていた。
いつも「◯◯ちゃん」って呼んでたのに、その時だけは自然に「◯◯さん」と呼んでしまった。
いいなぁ、私も妖精じゃなくて美人になりたかった。
お互い、自分が望んでいたタイプとズレていたのが興味深かった。もしかしたら、無意識のうちに自分のタイプをわかっていて、その上で手に入らないものを求めた結果なのかもしれない。
向いてる人、向いてない人
もともと服の好みがはっきりしている人は、自分の希望と実際のカラーが異なっていた場合、残念な気持ちになると思う。それくらいハッキリ「合う・合わない」がわかる。
ま、人生は一度しか無いのだから、自分が着たいモノを着るべきだし、そちらのほうが幸せだと思う。その辺はうまく取り入れていって欲しい。
人によっては「目立ちたくない時」に「わざと似合わない季節の色」を着たりするらしい。高度なテクニックだ。
結果を鵜呑みにせず、自分の生活に活かしていける。そういう人にパーソナルカラー診断は向いているのかなと思う。
パーソナルカラー診断を受けて
その後、アドバイスを元に髪の色とメガネを変えた。自分でも良くなったなと思うし、周りからも好評だ。洋服はまだ手を出せていないけれど、ちょっとずつ揃えていけたらいいなーと思っている。
自分の希望と結果が異なったり、一致したり。どのような結果になるにせよ、パーソナルカラー診断は「新しい自分」を見つける良いきっかけになってくれることだろう。
興味がある人は、(ちゃんと下調べした上で)受けてみて欲しい。
余談
家に帰って「ねぇ聴いて!私、サーモンピンクとかコーラルピンクが似合うんだって!びっくりじゃない?」と、家族に報告したところ、
「そうだよ。何でいまさら?」
という反応をもらった。
私を一番わかっていないのは私。いつだってそうなのだ。あゝ、明日は何を書こうかな。